敏腕記者の怪我は溺愛の始まり~そんな昇格結構です

「それで、雪はなんて言ったんだ」

「私からは別れないことと、奈美さんはおばあちゃんになってしまうと伝えました」

「ぷっ、あはは……」

「笑い事じゃないです。しかも彼女、帰り際に私をいい人だと言いました。参りました」

「はぁ……なるほどね……それで黙っていた?」

「なんというか、透さんが強く出られないのと同じになっちゃって……」

「でも、雪の敵にはなりえないと判断した?」

「すみません……」

「それで正解だ。宗田家へ雪を連れて行く。結婚相手は君だと話すよ」

「大丈夫なんですか?」

「雪をいい人って言ったんだろう?あいつ雪に懐いたな……大丈夫だ」

「え?」

「良くも、悪くも子供なんだよ。姉の様に接してやってくれ」

「わかりました」

 不服そうな唇にチュッとキスを落とした。真っ赤になる。可愛い俺の婚約者。