敏腕記者の怪我は溺愛の始まり~そんな昇格結構です

 私は涙でぐちゃぐちゃになった顔を上げた。

「わ、わたし……そんな昇進結構です」

「おいおい、それじゃ何の為にお前を育ててきたのかわからない」

「嫌です!チーフを追い出すくらいなら、絶対昇進なんてしませんからね!」

「いや、追い出すんじゃなくて卒業するんだよ」

 すると突然ノックの音がした。