お金持ち自慢をする優里くん。お父さんは投資で儲けていてものすごいお金持ちらしい。高級なタワーマンションに住んでいる。
「最新ゲームゲットしたよ! 僕のお父さんがゲーム会社の社長と友達でさ!」
いつも自慢ばっかり、みんなもうんざりしているけれど、優里くんと仲良くすれば新しいおもちゃを貸してもらえたりするから逆らう子はいなかった。
「幸せそうなあなたをもっと幸せにしてあげようか?」
放課後の校舎で優里くんたちと話しているとつぎはぎだらけの洋服を着た少年がいる。見たことのない子だ。服の生地は古くて、平成どころか昭和を感じさせる。
「へぇ、どんな幸せにしてくれるの?」
優里くんは少年の話に興味を持ったみたいだった。前にお父さんみたいに投資の勉強をしたいなんて話していたからかもしれない。
「このボタンを押せば100万円もらえるんだ。君は1日目は1円を2日目には2円を、毎日倍にして払ってくれればいい。君は一生お金に困らないよ。ラッキーだね」
いいなぁ、お金持ちのところにはさらにお金持ちになる話が舞い込むものだとわたしは思った。
「愛花さん、算数を勉強しないとだめよ。算数ってお化けより怖いんだから」
隣の席の博子さんがボタンを押した優里くんを見て笑っていた。
博子さんはわたしと違って算数がとっても得意。ハカセなんてあだ名がついている。
「どうなるか見てみましょう」
10日目、優里くんは笑っていた。みんなにアイスやお菓子、仲の良い子にはゲームまでプレゼントしていた。
「10日目でたったの512円。やっぱり僕はお金に愛されているんだね!」
そんな優里くんをみんなが羨ましがっていた。でも、しばらくすると学校に来なくなってしまった。
「た、助けてくれ! 博子さんは算数が得意なんだろ?」
泣きながら助けを求める優里くん。
「30日目に払う金額は約5億円ですものね。100万円じゃ割に合わないわ。愛花さんも美味しい話には注意することよ」
博子さんは立ち上がると、優里くんの100万円を少年に突き返した。
「あなたはこの100万円を銀行に預けなさい。利子がついて約2000年後には10億円にも100億円にもなるわ。お化けなんだからいいでしょう?」
お化けの少年は笑って消えた。自慢をやめた優里くん。
「ふう、算数はお化けより怖いわ」
「最新ゲームゲットしたよ! 僕のお父さんがゲーム会社の社長と友達でさ!」
いつも自慢ばっかり、みんなもうんざりしているけれど、優里くんと仲良くすれば新しいおもちゃを貸してもらえたりするから逆らう子はいなかった。
「幸せそうなあなたをもっと幸せにしてあげようか?」
放課後の校舎で優里くんたちと話しているとつぎはぎだらけの洋服を着た少年がいる。見たことのない子だ。服の生地は古くて、平成どころか昭和を感じさせる。
「へぇ、どんな幸せにしてくれるの?」
優里くんは少年の話に興味を持ったみたいだった。前にお父さんみたいに投資の勉強をしたいなんて話していたからかもしれない。
「このボタンを押せば100万円もらえるんだ。君は1日目は1円を2日目には2円を、毎日倍にして払ってくれればいい。君は一生お金に困らないよ。ラッキーだね」
いいなぁ、お金持ちのところにはさらにお金持ちになる話が舞い込むものだとわたしは思った。
「愛花さん、算数を勉強しないとだめよ。算数ってお化けより怖いんだから」
隣の席の博子さんがボタンを押した優里くんを見て笑っていた。
博子さんはわたしと違って算数がとっても得意。ハカセなんてあだ名がついている。
「どうなるか見てみましょう」
10日目、優里くんは笑っていた。みんなにアイスやお菓子、仲の良い子にはゲームまでプレゼントしていた。
「10日目でたったの512円。やっぱり僕はお金に愛されているんだね!」
そんな優里くんをみんなが羨ましがっていた。でも、しばらくすると学校に来なくなってしまった。
「た、助けてくれ! 博子さんは算数が得意なんだろ?」
泣きながら助けを求める優里くん。
「30日目に払う金額は約5億円ですものね。100万円じゃ割に合わないわ。愛花さんも美味しい話には注意することよ」
博子さんは立ち上がると、優里くんの100万円を少年に突き返した。
「あなたはこの100万円を銀行に預けなさい。利子がついて約2000年後には10億円にも100億円にもなるわ。お化けなんだからいいでしょう?」
お化けの少年は笑って消えた。自慢をやめた優里くん。
「ふう、算数はお化けより怖いわ」



