夕焼け烏に茜色

きっとこれは神様のミスだ。この世界は美晴中心に回っているのに、美晴の意思が通らないなんて。クラスが離れるなんて。そうだ。バグだ。きっとこれはバグなんだ。
ブツブツ呟気が止まらない私と、泣き叫ぶ美晴。まさにカオス。しかし流石にこの混沌とした状況に神様も罪悪感をおぼえたのだろうか。突如救世主が現れた。
「うるっっせえよクラス離れたぐらいで!」
バシッ!バシッ!
救世主ーもとい天馬碧は、わたしたちの後頭部をファイルで引っぱたいた。天馬碧は美晴の幼稚園からの幼なじみで、私も時々話す。救世主というよりかは悪役のような登場だが、おかげで私たちは目が醒めた。
「碧!おはよう。」
「うげ…。天馬だ。」