「信じられないと思うけどさ。あたしは創造神オルガに作られた七人の『始まりの魔女』のうちの一人なのよ」
エンドリーネ伯爵邸に戻り、伯爵夫妻に事の経緯を説明した後。
私たちは別館のサロンに集まってお茶を飲んでいた。
私の右隣にリュオン。向かいの長椅子にユリウス様とノエル様。
ドロシーは長方形テーブルの右端、短辺に用意された席に座っていた。
ノエル様は腰から双剣を外したけれど、彼女の攻撃のせいで頭に包帯を巻くことになったリュオンはまだドロシーを信じられないらしく、彼女の一挙手一投足を見逃すまいと厳しい目を向けている。
その気になればドロシーは一瞬で私たちを無力化できる。
リュオンが警戒するのも当然だとは思うのだが、紅茶を飲むドロシーの気配は凪のように静かで、戦闘意欲は全くなさそうだった。
ユリウス様とノエル様に叱り飛ばされた彼女は両手を上げて「もう二度とあなたたちに危害は加えません」と宣言した。
私にもリュオンにも改めて頭を下げて謝った。
リュオンが彼女を信用できるかどうかは今後の彼女の行動次第だ。
「『始まりの魔女』? 何の話をしてるんだ?」
リュオンは眉をひそめた。
エンドリーネ伯爵邸に戻り、伯爵夫妻に事の経緯を説明した後。
私たちは別館のサロンに集まってお茶を飲んでいた。
私の右隣にリュオン。向かいの長椅子にユリウス様とノエル様。
ドロシーは長方形テーブルの右端、短辺に用意された席に座っていた。
ノエル様は腰から双剣を外したけれど、彼女の攻撃のせいで頭に包帯を巻くことになったリュオンはまだドロシーを信じられないらしく、彼女の一挙手一投足を見逃すまいと厳しい目を向けている。
その気になればドロシーは一瞬で私たちを無力化できる。
リュオンが警戒するのも当然だとは思うのだが、紅茶を飲むドロシーの気配は凪のように静かで、戦闘意欲は全くなさそうだった。
ユリウス様とノエル様に叱り飛ばされた彼女は両手を上げて「もう二度とあなたたちに危害は加えません」と宣言した。
私にもリュオンにも改めて頭を下げて謝った。
リュオンが彼女を信用できるかどうかは今後の彼女の行動次第だ。
「『始まりの魔女』? 何の話をしてるんだ?」
リュオンは眉をひそめた。

