「……ああ、なるほど……これは確かに危険な力だわ。セラを巡って戦争が起きるというのも、決してありえない話じゃないわね」
握手を終えたココは自分の手を見つめて呟き、私のすぐ傍にいるリュオンを見た。
「でも大丈夫ね。セラには素敵な騎士様がついてるみたいだし?」
リュオンが命懸けで私の身の安全を保障してくれたことを知っているらしく、ココは反応を試すような悪戯っぽい眼差しを投げてきた。
「……ええ。私にはもったいないくらいの騎士様だわ」
「まあ、惚気られてしまったわ。あなた本当に変わったわね。まるで別人みたい。良い変化だわ」
吹きつけてきた風に髪を押さえ、ココは優しく笑った。
「じゃあね。身体には気を付けて」
「ありがとう。ココも元気で」
「ええ。――お二人とも、この度はご協力本当にありがとうございました」
ココはノエル様たちに挨拶し、それから踵を返した。
一度だけ振り返った彼女に手を振り、その姿が見えなくなってしばらくすると、ノエル様は自分の腰に右手を当てた。明るい声で言う。
「一件落着かな?」
「はい、きっと。ココは優秀なので、イノーラたちを逃がすような失態を演じることはないでしょう。いざというときのために一応これも持ってきたのですが」
私はポケットから赤い護符を取り出した。
アマンダさんから貰った謎の護符。
握手を終えたココは自分の手を見つめて呟き、私のすぐ傍にいるリュオンを見た。
「でも大丈夫ね。セラには素敵な騎士様がついてるみたいだし?」
リュオンが命懸けで私の身の安全を保障してくれたことを知っているらしく、ココは反応を試すような悪戯っぽい眼差しを投げてきた。
「……ええ。私にはもったいないくらいの騎士様だわ」
「まあ、惚気られてしまったわ。あなた本当に変わったわね。まるで別人みたい。良い変化だわ」
吹きつけてきた風に髪を押さえ、ココは優しく笑った。
「じゃあね。身体には気を付けて」
「ありがとう。ココも元気で」
「ええ。――お二人とも、この度はご協力本当にありがとうございました」
ココはノエル様たちに挨拶し、それから踵を返した。
一度だけ振り返った彼女に手を振り、その姿が見えなくなってしばらくすると、ノエル様は自分の腰に右手を当てた。明るい声で言う。
「一件落着かな?」
「はい、きっと。ココは優秀なので、イノーラたちを逃がすような失態を演じることはないでしょう。いざというときのために一応これも持ってきたのですが」
私はポケットから赤い護符を取り出した。
アマンダさんから貰った謎の護符。

