「『本当に、救いようのない馬鹿どもだわ……案外お似合いの夫婦かもね』」
ココはため息を吐き、私の前に立って口を開いた。
「挨拶が遅くなってしまったけれど、セレスティア――じゃなかった、いまの貴女はセラだったわね。久しぶり」
ココは綺麗な発音で話し始めた。
さすがは才女。ロドリー語も扱えるらしい。
「私と貴女は仲が良い友達というわけでもないし、私がロドリーに来た当時の目的を考えれば、とても感動の再会というわけにはいかないけれど……」
詫びるようにココは目を伏せてから、また顔を上げた。
「でも、会えて良かったと思うわ」
「私もココに会えて嬉しいわ」
私が微笑むと、ココも眼鏡の奥の目を細めて笑った。
ふと、懐かしい記憶を思い出す。
魔法学校で池に鞄ごと教科書を投げ込まれ、泣きそうになりながら拾っていると、ただ一人、ココだけが池に入って拾うのを手伝ってくれた。
飛翔魔法の演習中、箒にまたがって悠々と宙に浮かぶ魔女たちを地上からただ見上げるしかできなかった惨めな私を気遣い、箒が折れたことにして降りてきてくれた。
ココはため息を吐き、私の前に立って口を開いた。
「挨拶が遅くなってしまったけれど、セレスティア――じゃなかった、いまの貴女はセラだったわね。久しぶり」
ココは綺麗な発音で話し始めた。
さすがは才女。ロドリー語も扱えるらしい。
「私と貴女は仲が良い友達というわけでもないし、私がロドリーに来た当時の目的を考えれば、とても感動の再会というわけにはいかないけれど……」
詫びるようにココは目を伏せてから、また顔を上げた。
「でも、会えて良かったと思うわ」
「私もココに会えて嬉しいわ」
私が微笑むと、ココも眼鏡の奥の目を細めて笑った。
ふと、懐かしい記憶を思い出す。
魔法学校で池に鞄ごと教科書を投げ込まれ、泣きそうになりながら拾っていると、ただ一人、ココだけが池に入って拾うのを手伝ってくれた。
飛翔魔法の演習中、箒にまたがって悠々と宙に浮かぶ魔女たちを地上からただ見上げるしかできなかった惨めな私を気遣い、箒が折れたことにして降りてきてくれた。

