間髪入れずにリュオンの目が開く。
半分眠りながらも意識は保っていたのか、彼に寝ぼけている様子は一切なく、青い双眸には強い意思の光が宿っていた。
私と目が合うと、彼は安心させるように笑って立ち上がった。
「少し外に出てくる。ノエル、セラを頼む」
「……わかった。気を付けて」
「待って!!」
私は急いでリュオンの元へ行き、彼の右手首を掴んだ。
「誰が来たの? どこに行くの? 一体何が起きようとしているの?」
「何の話? ただの散歩だって」
「嘘よ。さっきあなたは『来た』って言った。私には読唇術の心得があるの。あなたは間違いなく『来た』って言ったわ」
彼の手首を握る手に力を込める。
多分彼は眠りながらも探査魔法をかけていて、何かを認識したのだ。
「……なんで読唇術の心得があるんだ? まさかそれも淑女教育で身につけさせられたのか?」
「違うわ。昔、イノーラに面白半分で習得させられたのよ」
「……あいつは本当に、ろくなことをしないな……」
目を伏せてため息をつくリュオン。私は焦れて彼の手を揺らした。
半分眠りながらも意識は保っていたのか、彼に寝ぼけている様子は一切なく、青い双眸には強い意思の光が宿っていた。
私と目が合うと、彼は安心させるように笑って立ち上がった。
「少し外に出てくる。ノエル、セラを頼む」
「……わかった。気を付けて」
「待って!!」
私は急いでリュオンの元へ行き、彼の右手首を掴んだ。
「誰が来たの? どこに行くの? 一体何が起きようとしているの?」
「何の話? ただの散歩だって」
「嘘よ。さっきあなたは『来た』って言った。私には読唇術の心得があるの。あなたは間違いなく『来た』って言ったわ」
彼の手首を握る手に力を込める。
多分彼は眠りながらも探査魔法をかけていて、何かを認識したのだ。
「……なんで読唇術の心得があるんだ? まさかそれも淑女教育で身につけさせられたのか?」
「違うわ。昔、イノーラに面白半分で習得させられたのよ」
「……あいつは本当に、ろくなことをしないな……」
目を伏せてため息をつくリュオン。私は焦れて彼の手を揺らした。

