通常、頭に思い浮かべた魔法陣を現実のものとして展開するには陣に応じた呪文が要る。
たとえ詠唱の省略に成功したとしても、魔法陣の展開にはちょっとした動作を紐づけるのが魔女の常識だ。
レアノールの魔法学校で一番優秀だった魔女は指を鳴らしていた。
でも彼はそれすらしていない。
私の目の前にいるのは、まさしく『大魔導師』の称号に相応しい魔法の天才だった。
私は息を詰めて魔法の光の乱舞に見惚れた。
彼が最後に構成しようとした魔法陣は私の知らないものだった。
魔法陣の色が異常だ。金ではなく赤。
赤く光る魔法陣なんて見たことも聞いたこともない――この魔法は何だろう?
たとえ詠唱の省略に成功したとしても、魔法陣の展開にはちょっとした動作を紐づけるのが魔女の常識だ。
レアノールの魔法学校で一番優秀だった魔女は指を鳴らしていた。
でも彼はそれすらしていない。
私の目の前にいるのは、まさしく『大魔導師』の称号に相応しい魔法の天才だった。
私は息を詰めて魔法の光の乱舞に見惚れた。
彼が最後に構成しようとした魔法陣は私の知らないものだった。
魔法陣の色が異常だ。金ではなく赤。
赤く光る魔法陣なんて見たことも聞いたこともない――この魔法は何だろう?

