「はい」
痛くないようクッションを挟んでから彼の背中をベッドの縁に預けさせ、水の入ったコップを手渡す。
補助が必要かと見ていてハラハラしたけれど、無事彼は一人で水を飲んだ。
「お代わりは?」
「いや、要らない。ありがとう」
「いいえ……」
お礼を言われるほどのことは何もしていない。
何度お礼を言っても足りないのは私のほうだと思いながら、空になったコップを受け取ってサイドテーブルに置く。
「……なんて顔してるんだ」
リュオンは苦笑し、身体を捻って右手で私の頬に触れた。
私に近い左手はとても動かせる状態ではない。
少しでも動かせば激痛が走ることくらい容易に想像ができた。
「だって……私のせいでこんな……ごめんなさい」
私の身の安全と引き換えに、彼は酷い怪我と熱で苦しむことになってしまった。
「おれは勝手に行動して勝手に怪我をしただけだ。セラが気に病むことはない」
宝石よりも綺麗な青い瞳でまっすぐに私を見つめ、彼は撫でるように私の髪を指で梳いた。
痛くないようクッションを挟んでから彼の背中をベッドの縁に預けさせ、水の入ったコップを手渡す。
補助が必要かと見ていてハラハラしたけれど、無事彼は一人で水を飲んだ。
「お代わりは?」
「いや、要らない。ありがとう」
「いいえ……」
お礼を言われるほどのことは何もしていない。
何度お礼を言っても足りないのは私のほうだと思いながら、空になったコップを受け取ってサイドテーブルに置く。
「……なんて顔してるんだ」
リュオンは苦笑し、身体を捻って右手で私の頬に触れた。
私に近い左手はとても動かせる状態ではない。
少しでも動かせば激痛が走ることくらい容易に想像ができた。
「だって……私のせいでこんな……ごめんなさい」
私の身の安全と引き換えに、彼は酷い怪我と熱で苦しむことになってしまった。
「おれは勝手に行動して勝手に怪我をしただけだ。セラが気に病むことはない」
宝石よりも綺麗な青い瞳でまっすぐに私を見つめ、彼は撫でるように私の髪を指で梳いた。

