寄せては返す

日に何度も目蓋に浮かぶ
キミのちょっと寂しそうな横顔
何度も耳もとに甦る
私の名を呼ぶキミの声
同時に思い出す
重ねた手の温もり
唇の温度

キミを忘れようとして意識して
もう、忘れたと思っていても
気づくとまた
キミの面影、目蓋に浮かぶ
何度も何度も、寄せては返す波のように

そしてその度に、封じ込めていたスキが
胸の奥から溢れ出す
絶えることのない波のように
何度も何度も……

胸がギュツと締めつけられる
会いたい
溜め息をつく
その繰り返し