五感を研ぎ澄ませ! ~旧校舎で踊る火の玉事件~

 それから。
 爆弾は無事に無効化できて、警察を呼んだりだとか、他の先生から話を聞かれたりだとか、僕らは慌ただしい時間を過ごすことになった。

 当然大人たちからは勝手なことをするなって叱られた。
 そりゃあそうだと、僕も落ち着いた今ならわかる。

 とはいえあのときは本当に時間がなかったし、変な感じだけど、興奮していたんだと思う。
 主に天土くんに当てられてしまったというか、彼に引っ張られてしまったというか。

 なぜだか天土くんにはそういう雰囲気を作る力がある。
 認めたくないけど、きっとそれが彼のカリスマ性というものなのかもしれない。