………まずは情報を整理したい。
私は弟の誕プレを選びにショッピングモールへやってきた。
そこでフロアマップの前で、どの店に行けばいいのかの目星をつけようとしていた……が。
何を買えばいいのかまったくわからず、1人悩んでいた。
そしたら、地元は離れているはずの五十嵐が、困惑したように私の後ろに立っていた。
・・・。
え?
ええぇぇぇっ⁉︎
「えと、五十嵐………?昨日ぶり、だね。」
「あ、うん。どうして雨音が………。あ、ここ雨音の地元だっけ。」
「そう、だけど………、あれ?なんでそれを知ってるの?」
「えっ………、ああ、いや人づてで。」
「なるほど。」
「「・・・。」」
………うぅ、すっごい気まずいよぉ。
ってかなんで五十嵐はここにいるんだろう?
私の疑問を汲み取ったのか、五十嵐は答えてくれた。
「俺は今日、見たかった映画があって。それを今見てきて、なんかないかなーって思ってここに入ったんだ。」
「そ、そうなんだ………。あ、昨日はごめんね?一緒に逃げきれなくて。」
「ああ、別にいいよ。あの後生き残れた?」
「ううん、き………隠れハンターに捕まっちゃった。」
「………へぇ。」
とっさに桐山と言おうとしたけど、隠れハンターに直しておく。
桐山っていうとどうしても昨日の告白が思い起こされておかしくなっちゃうから、私は桐山のことをなるべく口に出さないようにしていた。

