嘘から始まる恋煩い!

1人で、このあたりにある大きなショッピングモール街に行くけど、一応人並みのオシャレはする。
もう高校生だし、誰か知り合いに会ったときにも恥ずかしくないようにしなきゃ。
ワインカラーのブラウスに、黒いプリーツのスカートを着る。
このブラウスには、前に大きいリボンがあるからワンポイントアクセサリーみたいになって気に入ってるの。
それから、軽くナチュラルメイクをして、財布とスマホをショルダーバッグに入れてから部屋を出た。
そこで、私は世那にばったりと出くわしてしまった。
「おはよう、姉ちゃん。どこ行くの?」
「んーっとね、ちょっとお出かけ。」
「俺も一緒に行こうか?」
「えっ⁉︎あ、いや、友達がいるからっ!」
「ふーん………?」
世那の誕プレ選びに本人を同行させるなんてできないっ!
若干怪しまれている気がするけれど、私は作り笑いを浮かべて1階に降りた。

「おはよう。どこ行くの?」
「あ………おはよう。世那の誕プレ選びだけだよ。」
「そう。門限わかっているわよね?」
「………うん大丈夫、わかってる。すぐに帰ってくるから。行ってきます、お母さん。」
朝食をさっさととった後、私はお母さんと会話をしてから家を出た。