嘘から始まる恋煩い!

・・・。
本日2度目の衝撃発言。
今度は私と由羅ちゃんが驚く番だった。
「「えぇっ⁉︎誰、誰⁉︎」」
「えっと、違う学校の子なんだけど。最近近所で会ってね、話がはずんでいくうちに、あぁ好きなのかなって思って。」
そうなんだ………。
「そっか!じゃあ、お互いがんばろうね!真帆ちゃんも十分意外だったよー。」
「そうかな?」
幸せそうな笑みを浮かべた2人が、ぐりんとこっちを向いた。
「美亜ちゃんはいない?好きな人。ほら、笠井とか!」
ん⁉︎笠井⁉︎
思いもよらぬ人が出て、私はびっくり仰天。
「え、ないない!そもそも笠井、好きな人できたらしいし!」
口止めされてもないし、私は笠井に好きな人がいることを伝えた。
「えーまた?懲りないね〜。」
「でも今回は本気ならしいよー。」

ふふっ、みんな恋をしてるんだな………。
話題が変わり、お互いの好きな人のいいところをあげているのに相槌をうちながら、私はそう思った。
いいなぁ………。
確かに私は私だし、自分のペースがあるから無理に恋をしなくてもいいんだろうけど。
でもどうしてか、由羅ちゃんに真帆ちゃん、そして笠井の楽しそうな笑顔が脳裏から離れない。
3人は、みんな本気で恋をしているんだ。
「ね?晴崎のこういうところ、かっこよくない?美亜ちゃん!」
「うん、いいと思う!」
「でしょ〜!」


恋バナで盛り上がる間、どこか私は上の空だった。