嘘から始まる恋煩い!

少しだけ考えるそぶりをした桐山が、笑顔で頷いた。
「そう、俺もあと2人探してて。よかったら一緒に組まない?」
「うん、そうだね。フロアの先生も近くにいるし。五十嵐もいい?」
「………うん。」
五十嵐の目は、私ではなくて桐山を見ていた。
どこか探るような目をしていたけど、すぐにいつものクールな顔に戻った。
私は気のせいかな、と思い、引き続きあたりを見回しながら2人と進むことにした。

フロアの先生は、私のクラスの担任だった。
あっさりミッションをクリアした私たちは、元来た道を引き返そうとした……んだけど。
桐山がふいに立ち止まり、後ろの道を振り返った。
成り行きで一緒に行動することになった私たちも、桐山につられるようにして後ろを振り向く。
「どうしたの、桐山?」
「ああ、いや、なんでもない。ハンターがいるのかなって思っただけ。」
「そっか。じゃあ行こう……あれ、五十嵐?」
そこで何やら私とは違う方向を見ている五十嵐に気づいて、私が小声で声をかけると……。
「なあ、あれ……ハンターじゃない?」
目を少しだけ見張った五十嵐と同じ方を私も見ると………。

バチッ

思いっきり、別クラスのハンターと目が合った。