そのうち、いつのまにか中学2年は終わりを迎えていて、クラス替えが行われた。
彼女とはクラスが離れてしまい、俺はどうすればいいかわからなくなった。
今では思う。いっそ告白していれば良かったと。
彼女のことがわからないにせよ、好きで、ドキドキしていたあの感情は決して嘘じゃなかった。本当の、本気の初恋には変わりなかった。
でも、恋愛初心者な俺は、怖くてフラれることもできない。
そのまま、雨音と関わることはまったくなくなり、俺はこの初恋を封印していた。
臆病で告白することはできないくせに、潔く諦められない。忘れることなんてできなかった。
そして、この行き場のない思いは歪な形となって俺の片隅に今も残っている。
友達や親友にも話せず、ずっと1人で抱えていた。
そんな日々を送っていた俺はあっという間に高校生になった。
だけど、今になってなぜか雨音と関わる機会が少しあった。
彼女が俺の机の中に忘れたノートを届けたり。
目が合う率が妙に増えたり。
図書館でドジをやらかしていた彼女の姿には、つい笑いをおさえることができなかった。
神秘的なのにどこか抜けているところは、昔と変わっていなくて。
そんな俺は、封印して凍りついていたはずのこの恋が動き出す、そんな予感がしつつあった。
彼女とはクラスが離れてしまい、俺はどうすればいいかわからなくなった。
今では思う。いっそ告白していれば良かったと。
彼女のことがわからないにせよ、好きで、ドキドキしていたあの感情は決して嘘じゃなかった。本当の、本気の初恋には変わりなかった。
でも、恋愛初心者な俺は、怖くてフラれることもできない。
そのまま、雨音と関わることはまったくなくなり、俺はこの初恋を封印していた。
臆病で告白することはできないくせに、潔く諦められない。忘れることなんてできなかった。
そして、この行き場のない思いは歪な形となって俺の片隅に今も残っている。
友達や親友にも話せず、ずっと1人で抱えていた。
そんな日々を送っていた俺はあっという間に高校生になった。
だけど、今になってなぜか雨音と関わる機会が少しあった。
彼女が俺の机の中に忘れたノートを届けたり。
目が合う率が妙に増えたり。
図書館でドジをやらかしていた彼女の姿には、つい笑いをおさえることができなかった。
神秘的なのにどこか抜けているところは、昔と変わっていなくて。
そんな俺は、封印して凍りついていたはずのこの恋が動き出す、そんな予感がしつつあった。
