突然だが、俺には好きな人がいた。
雨音美亜。
顔立ちが整っていて、どこか神秘的な雰囲気の子だ。
彼女とは中学1、2年のとき同じクラスだった。
最初の中学1年生のときは、彼女になんとも思わず、ただ俺は友達との中学生活を楽しんでいた。
でも、中学2年のあの日、俺の中の日常は崩れ去った。
………彼女に恋に落ちたんだ。
その日俺たちは、鎌倉遠足へ行っていた。
男子5人に対し女子1人の彼女に哀れみを持っていたが、俺は恋愛に興味はなかったし、少しの同情しかなかった。
でも、トンネルで彼女が怖がって俺の腕に抱きついたとき。
普段、クラスで女子の友達がいなくて孤立していたのに、毅然とふるまっていたから俺はてっきり彼女が強いんだと思っていた。
だけど、本当はそんなことはなくて。
俺はあのとき、雨音の弱い一面を知った気がした。
「きゃぁぁぁっ!」
そう叫んで怯えていた彼女が、とてつもなくかわいいと思ってしまった。
たぶん俺はあの瞬間を、絶対忘れないと思う。
胸の奥がドキッと高鳴り、身体が熱くなったあの感覚。
トンネルの暗がりのおかげて俺の赤くなった顔を隠せたのは、本当に良かったと思う。
俺って、ちょろいのか?
当時は自分自身に呆れた。
ちょっと怖がって抱きつかれるだけでときめくなんて。
でも、俺は彼女に恋に落ちてから、彼女をより観察するようになった。
雨音美亜。
顔立ちが整っていて、どこか神秘的な雰囲気の子だ。
彼女とは中学1、2年のとき同じクラスだった。
最初の中学1年生のときは、彼女になんとも思わず、ただ俺は友達との中学生活を楽しんでいた。
でも、中学2年のあの日、俺の中の日常は崩れ去った。
………彼女に恋に落ちたんだ。
その日俺たちは、鎌倉遠足へ行っていた。
男子5人に対し女子1人の彼女に哀れみを持っていたが、俺は恋愛に興味はなかったし、少しの同情しかなかった。
でも、トンネルで彼女が怖がって俺の腕に抱きついたとき。
普段、クラスで女子の友達がいなくて孤立していたのに、毅然とふるまっていたから俺はてっきり彼女が強いんだと思っていた。
だけど、本当はそんなことはなくて。
俺はあのとき、雨音の弱い一面を知った気がした。
「きゃぁぁぁっ!」
そう叫んで怯えていた彼女が、とてつもなくかわいいと思ってしまった。
たぶん俺はあの瞬間を、絶対忘れないと思う。
胸の奥がドキッと高鳴り、身体が熱くなったあの感覚。
トンネルの暗がりのおかげて俺の赤くなった顔を隠せたのは、本当に良かったと思う。
俺って、ちょろいのか?
当時は自分自身に呆れた。
ちょっと怖がって抱きつかれるだけでときめくなんて。
でも、俺は彼女に恋に落ちてから、彼女をより観察するようになった。
