嘘から始まる恋煩い!

そのとき。誰かが走ってくる音が聞こえた。
ハッとしてその方向を見ると、別クラスのハンターがこっちに向かって走ってくる。
私たちはとっさに動き出した。
作戦会議をする暇はないので、お互い二手に分かれる。
「あたしがハンターを引きつけるから!バイバイ、美亜ちゃん!」
「ありがとう、由羅ちゃんがんばって!三井先生さよーならー!」
「あ、はあ………。」
言葉通り由羅ちゃんが敵をひきつけてくれたようで、私はさっきも来た3階に逃げた。
ひとまず隠れようと、適当な教室の扉を静かに開ける。
3階は2階よりも静かで、物音が聞こえないと思ってた………のに。
ふいに、私が開けた教室から、少し音がした。
不思議になってそっちに向かうと………。

「「…………あ。」」 

なんという偶然、私が興味を持った五十嵐蓮がそこに体育座りをしていた。