嘘から始まる恋煩い!




「逃走者」



………よかったぁ。
まあ、ハンターを引く確率は25%だし、逃走者になってもおかしくはないんだけど。
私が結果に安心していると、徐々に結果を聞く声が聞こえてきた。
「よー雨音。お前どっちだった?」
「私は逃走者。笠井は?」
何やらニヤニヤした笠井に聞かれ、私は正直に答える。
「俺はハンター~。ちなみに普通の、な。雨音トロそうだしすぐに捕まえてやるよ。」
ギャハハ、と笑う笠井にぴくっとこめかみがひきつる。
私は身長が低めで149㎝だから、走るのも遅いと思われているらしい。
なんという偏見。絶対見返してやる。
だから私はイヤミを返しておいた。
「笠井、私が隠れハンターかもしれないってことを忘れないでね?」
「……っ、確かに。一本とられた………。」
しょんぼりしている笠井を見て、私はしてやったりというように笑ってやった。

「美亜ちゃーん、どうだった?」
「私は逃走者。由羅ちゃん、真帆ちゃんは?」
「あたしも逃走者!だけど……。」
「わたしはハンター。まさか2人と敵対することになるなんて……。」
えー!
真帆ちゃん、ハンターなんだ。
一緒に逃げられたらよかったのに。
まあ、由羅ちゃんが隠れハンターの可能性もゼロではないけどね。