嘘から始まる恋煩い!

と、そのとき、桐山の目の色が変わった気がした。
気になって桐山の表情を見ると、彼は私のスマホを凝視している。
………ん?
私が首を傾げていると、彼はおそるおそる口を開いた。

「……その写真って、雨音の彼氏?もしかしてもう付き合えることになったの?」

私は驚いて、すぐに否定する。
「ああ、違うよ。この子私の弟。ちょっと前に世那に壁紙を変えてもらったんだ。
いいでしょ?これ一緒に映画見に行ったときのやつなんだ。」
「世那……って名前の弟なの?雨音になんとなく似てるかも。」
「よく言われる!特に髪質が似てるからね。」

びっくりした、まさか彼氏に思われるなんて。
でも私たちは姉弟仲がいいし、2人とも笑顔で写ってるからそう勘違いされてもおかしくはないかも。
「弟に変えてもらったってことは、弟がそれにしたんだ?」
「う、うん。そうだよ?」
どうしたんだろう、なんか質問攻めにされてる気が……。
彼はちょっと考えるしぐさをした後、笑みを浮かべてこう言った。

「そっか、ならよかった。」
……え?

なんで「よかった」なの?