それを聞いて、おれの心は荒れた。
どうしよう、姉ちゃんがおれのそばからいなくなっちゃう………?
確かに姉ちゃんはおれに冷たいわけじゃないし、ソイツと付き合ってもおれに普通に接してくれると思うけど。
いやだ、姉ちゃんはおれのものだ。
何も知らない人が聞けば、「実の姉に恋してる変態」と扱われるだろう。でも別にいい。
だっておれは、自分の体裁なんてどうでもいいから。
叶わないとわかっていても、好きでいるのをやめられない。
だから決めた。
姉ちゃんがおれを好きにならないなら、その代わり姉ちゃんの恋を妨害するって。
ごめん、姉ちゃん。でも気になってるだけで好きではないんでしょ?
なら、まだ引き返せるはずだ。
………とは言っても。
おれと姉ちゃんとは違う学校だし、妨害しようにもできない。
どうすればいいかな………。
おれが恋の相談を友達にしようものから、あっという間に噂が広まってめんどくさいことになる。
かと言って親に相談するのも絶対いやだ。
………そうだ。
いいこと思いついた。
これなら、いけるかもしれない………。
姉ちゃんが家に帰ってきたのを見計らって、おれは昨日みたいに扉をノックする。
「はーい、世那?どうぞー。」
明るい声で年頃の弟を部屋に入れる姉ちゃんに呆れながら、おれは部屋に入った。
扉を開けるといつもの通り薄暗い部屋が視界にうつる。
姉ちゃんは明るすぎるのが苦手らしく、いつもカーテンを閉めて照明もちょっと暗くするのだ。
どうしよう、姉ちゃんがおれのそばからいなくなっちゃう………?
確かに姉ちゃんはおれに冷たいわけじゃないし、ソイツと付き合ってもおれに普通に接してくれると思うけど。
いやだ、姉ちゃんはおれのものだ。
何も知らない人が聞けば、「実の姉に恋してる変態」と扱われるだろう。でも別にいい。
だっておれは、自分の体裁なんてどうでもいいから。
叶わないとわかっていても、好きでいるのをやめられない。
だから決めた。
姉ちゃんがおれを好きにならないなら、その代わり姉ちゃんの恋を妨害するって。
ごめん、姉ちゃん。でも気になってるだけで好きではないんでしょ?
なら、まだ引き返せるはずだ。
………とは言っても。
おれと姉ちゃんとは違う学校だし、妨害しようにもできない。
どうすればいいかな………。
おれが恋の相談を友達にしようものから、あっという間に噂が広まってめんどくさいことになる。
かと言って親に相談するのも絶対いやだ。
………そうだ。
いいこと思いついた。
これなら、いけるかもしれない………。
姉ちゃんが家に帰ってきたのを見計らって、おれは昨日みたいに扉をノックする。
「はーい、世那?どうぞー。」
明るい声で年頃の弟を部屋に入れる姉ちゃんに呆れながら、おれは部屋に入った。
扉を開けるといつもの通り薄暗い部屋が視界にうつる。
姉ちゃんは明るすぎるのが苦手らしく、いつもカーテンを閉めて照明もちょっと暗くするのだ。
