嘘から始まる恋煩い!

………。
……………。
どうすればいい⁉
結局あの後恋愛相談にのってくれなかった海里センパイ。
私の話を聞いた後、珍しく考え事をしていたし。
もう、海里センパイってなんであんなに読めない人なんだろう。
ただ、1つだけ胸に響く質問をされた。

「じゃあさ。もし他の男子も美亜に恋していて、その人とよく話す関係だったらどうするの?その人も恋愛の候補になる?」

今でもあの声が、頭の中にこだましている。
私の身の回りにそんな人いないと思うけど。
だって私の身の回りにいる男子って……笠井とか、桐山とか、海里センパイくらいだもん。
もちろん中学2年まで同じクラスだった男の子の友達もいるけど、クラスが離れちゃったし最近会話しないからなぁ。
笠井にはもう別のクラスに木所さんっていう好きな人がいるし、桐山はいないって即否定していたし、海里センパイは……読めなさすぎてわからない。
とにかく、もしもそのケースがあったとき、私はどうするんだろうって考えちゃった。
すぐに答えを出すことができなかった。
でもだからと言ってその人に乗り換えるわけでもないし。
だけどなぁ……。
いくら昔五十嵐が私に興味を抱いていても、今もそれが続いているとは限らないよね。
だってクラス替えしてから1年たっているんだよ?
五十嵐だって他に好きな人ができちゃったって可能性もある。
それになんで私、あのとき「五十嵐なら!」って思っちゃったんだろう。
あーもう!頭が混乱してわからなくなる。
どうする?もういっそ誰かに相談する?
世那とか……いや、あの子恋愛に興味ないって言ってたし、「うわだるっ」って言われそうだからいいや。
じゃあ清羅……ちゃんとのってくれそうだけど考えることがぶっ飛んでそうだ。
でも、恋愛マスターな清羅に聞けば何か打開策があるかも?
よし、今日の放課後相談してみよう。