ここでへこたれていたら、雨音と付き合えることはおろか、雨音に好きにもなってもらえないだろう。
そう、俺は雨音を好きになったときから、それなりの覚悟が必要なのは知っていたんだから……。
あれは、俺が雨音に一目惚れしたときの日だっただろうか。
俺は、1番信用できる友達に初めて、恋の相談をした。
「え、桐山すげーじゃん!やっと好きな人できたのかぁ、初恋だろ?大事にしろよっ。」
と、にかっと笑われて背中を叩かれたのを今でも覚えている。
だが、相手を答えたとき、そのダチの顔はあからさまにこわばった。
「え……、嘘だろお前、よりによって……。」
俺はそのとき、彼女はまさかとんでもない男遊びをしているのかと思って焦った。
だが、そんなのは杞憂だったらしく。(後から思えば、雨音の友達のほうが男遊びをしていた。)
「雨音って、誰も好きにならないらしいぜ?ってか、なれないのか。詳しいことは知らんけど、振り向いてもらえるのか……?」
どうやら雨音は、学年の男ほぼ全員が知っているくらい、裏では有名人だったらしい。
顔は整っているけれど、彼氏はいない。男子といつも一緒にいることが多いが、誰も好きな人はいないらしい。しかも、このご時世にスマホを持っておらず、彼女の連絡先を知っている人はほんの一握りだとか。
なかには女子の妬み嫉みを買って、男好きだとかビッチだとも囁かれていた。
そう、俺は雨音を好きになったときから、それなりの覚悟が必要なのは知っていたんだから……。
あれは、俺が雨音に一目惚れしたときの日だっただろうか。
俺は、1番信用できる友達に初めて、恋の相談をした。
「え、桐山すげーじゃん!やっと好きな人できたのかぁ、初恋だろ?大事にしろよっ。」
と、にかっと笑われて背中を叩かれたのを今でも覚えている。
だが、相手を答えたとき、そのダチの顔はあからさまにこわばった。
「え……、嘘だろお前、よりによって……。」
俺はそのとき、彼女はまさかとんでもない男遊びをしているのかと思って焦った。
だが、そんなのは杞憂だったらしく。(後から思えば、雨音の友達のほうが男遊びをしていた。)
「雨音って、誰も好きにならないらしいぜ?ってか、なれないのか。詳しいことは知らんけど、振り向いてもらえるのか……?」
どうやら雨音は、学年の男ほぼ全員が知っているくらい、裏では有名人だったらしい。
顔は整っているけれど、彼氏はいない。男子といつも一緒にいることが多いが、誰も好きな人はいないらしい。しかも、このご時世にスマホを持っておらず、彼女の連絡先を知っている人はほんの一握りだとか。
なかには女子の妬み嫉みを買って、男好きだとかビッチだとも囁かれていた。


