「悪いけどおれには、心に決めてる人がいるんで。あんたたちを相手している暇ないんだよ。」
「…………っ。」
「これ以上おれの視界に入るな。不快すぎて吐き気がする。」
姉ちゃんに聞かれたら絶対怒られそうな言葉が、どんどん口から漏れていく。
姉ちゃん、姉ちゃんはおれのこと優しいって言ってたけど、そんなこと絶対ありえないよ。
頭の中はいつも汚れていて、姉ちゃんとどうこうなりたいという欲望しかない、コイツらと同種のヤツ。
だけど、荒んだ俺のこの精神状態のもとでは、まともな言葉なんて出てこない。
「…………さいってー。顔いいからって調子乗るんじゃないわよっ。いこ、咲!」
俺が絶対零度の視線をずっと投げていると、派手女は顔を屈辱で真っ赤にしながら隣の女を引っ張って行った。
去り際に、八つ当たりなのか、
「あんたみたいな男、その相手の女にも振り向いてもらえないに決まってんでしょ‼︎」
「…………っ。」
俺は思いっきり図星を突かれた気がして、息をひゅっとのみこむ。
いつも、姉ちゃん以外の女が言った言葉にはなんとも思わないけれど。
………その言葉だけは、胸にずっと突き刺さったまま抜けなかった。
「…………っ。」
「これ以上おれの視界に入るな。不快すぎて吐き気がする。」
姉ちゃんに聞かれたら絶対怒られそうな言葉が、どんどん口から漏れていく。
姉ちゃん、姉ちゃんはおれのこと優しいって言ってたけど、そんなこと絶対ありえないよ。
頭の中はいつも汚れていて、姉ちゃんとどうこうなりたいという欲望しかない、コイツらと同種のヤツ。
だけど、荒んだ俺のこの精神状態のもとでは、まともな言葉なんて出てこない。
「…………さいってー。顔いいからって調子乗るんじゃないわよっ。いこ、咲!」
俺が絶対零度の視線をずっと投げていると、派手女は顔を屈辱で真っ赤にしながら隣の女を引っ張って行った。
去り際に、八つ当たりなのか、
「あんたみたいな男、その相手の女にも振り向いてもらえないに決まってんでしょ‼︎」
「…………っ。」
俺は思いっきり図星を突かれた気がして、息をひゅっとのみこむ。
いつも、姉ちゃん以外の女が言った言葉にはなんとも思わないけれど。
………その言葉だけは、胸にずっと突き刺さったまま抜けなかった。


