おれはそれが自分に向けられたのかどうかイマイチわからなくて、構わず飲み物を取り出した…………のだが。
「あのっ、すみません!」
今度は別の女の声がして、おれはもしかしてと思いながらも後ろを振り返った。
できるだけ視線を鋭くして、無言の圧をかけるのを意識しながら。
「…………。」
女が、2人。
とっさに浮かんだ思いは、それだけだった。
1人は背中の途中まで黒髪をストレートに伸ばしている、いかにも清楚って感じの女。もう片方は、腰までの長ったらしい髪を明るい茶色に染めていて、ポニーテールにした気の強そうな女だった。
………2人とも化粧濃いし、実年齢よりも年上に見える。大学生くらいか?
おれが頭の中でそんなことを考えているとは知らずに、女たちはおれの顔を見た瞬間、目を見合わせてはしゃぎ始めた。
………なんだよ。おれ、見せ物じゃないんだけど。
「あの、なんですか?用がないならどいてください。」
言葉遣いは敬語だが、なにしろ俺は背が高いし、パッと見れば不良みたいな見た目。
そうすればコイツらも怖がって縮こまるかと思った…………のに。
「えぇ、やば、キミ超イケメン!ねぇ、連絡先交換して!」
2人は…………特に茶髪の派手な女は、おれのことを見て頬を赤く染めながら詰め寄ってきた。
「あのっ、すみません!」
今度は別の女の声がして、おれはもしかしてと思いながらも後ろを振り返った。
できるだけ視線を鋭くして、無言の圧をかけるのを意識しながら。
「…………。」
女が、2人。
とっさに浮かんだ思いは、それだけだった。
1人は背中の途中まで黒髪をストレートに伸ばしている、いかにも清楚って感じの女。もう片方は、腰までの長ったらしい髪を明るい茶色に染めていて、ポニーテールにした気の強そうな女だった。
………2人とも化粧濃いし、実年齢よりも年上に見える。大学生くらいか?
おれが頭の中でそんなことを考えているとは知らずに、女たちはおれの顔を見た瞬間、目を見合わせてはしゃぎ始めた。
………なんだよ。おれ、見せ物じゃないんだけど。
「あの、なんですか?用がないならどいてください。」
言葉遣いは敬語だが、なにしろ俺は背が高いし、パッと見れば不良みたいな見た目。
そうすればコイツらも怖がって縮こまるかと思った…………のに。
「えぇ、やば、キミ超イケメン!ねぇ、連絡先交換して!」
2人は…………特に茶髪の派手な女は、おれのことを見て頬を赤く染めながら詰め寄ってきた。


