数秒して、私は世那の腕からそっと抜け、彼を振り返った。
「じゃあ、バイバイ!行ってきま〜す!」
「…………あ。うん、行ってらっしゃい。」
なぜか彼は虚空を掴んだままフリーズしていたが、ハッと我にかえったように笑った。
彼は私たちの姿が見えなくなるまで待っていてくれるらしく、ずっと手を振り続けてくれている。
やがて、曲がり角のところへ来て、もう1週間会えない、となったとき。
私は遠目でも世那がわかるように、ニコッと笑って手を振った。
「いや〜、イケメンだったねぇ、美亜ちゃんの弟くん。」
世那と別れてから、由羅ちゃん、真帆ちゃんと並んで列の後ろの方をのろのろと歩く私たち。
カッコいい人が好きで、ちょっとメンクイ気質のある由羅ちゃんは、ほんのりと頬を赤くさせながら言った。
「あはは〜、我が弟ながらに結構整っていると思うよ。ちょっとヤンチャっぽく見えるけど。」
「そこが、少しアブナイ雰囲気のある人って感じでいいんだよ〜!惚れちゃいけないってわかっているのに、いつの間にか呑み込まれちゃう、みたいに言えばいいのかな?」
「う、うん。なるほど………?」
どうしよう、由羅ちゃんの将来が少し不安だぞ?悪い男の人に引っかからないでほしい………。
「あ、でもわたしもそれは思ったぁ。」
心の中で由羅ちゃんのことを密かに心配していると、真帆ちゃんも普段より声のトーンを上げながら言った。
「じゃあ、バイバイ!行ってきま〜す!」
「…………あ。うん、行ってらっしゃい。」
なぜか彼は虚空を掴んだままフリーズしていたが、ハッと我にかえったように笑った。
彼は私たちの姿が見えなくなるまで待っていてくれるらしく、ずっと手を振り続けてくれている。
やがて、曲がり角のところへ来て、もう1週間会えない、となったとき。
私は遠目でも世那がわかるように、ニコッと笑って手を振った。
「いや〜、イケメンだったねぇ、美亜ちゃんの弟くん。」
世那と別れてから、由羅ちゃん、真帆ちゃんと並んで列の後ろの方をのろのろと歩く私たち。
カッコいい人が好きで、ちょっとメンクイ気質のある由羅ちゃんは、ほんのりと頬を赤くさせながら言った。
「あはは〜、我が弟ながらに結構整っていると思うよ。ちょっとヤンチャっぽく見えるけど。」
「そこが、少しアブナイ雰囲気のある人って感じでいいんだよ〜!惚れちゃいけないってわかっているのに、いつの間にか呑み込まれちゃう、みたいに言えばいいのかな?」
「う、うん。なるほど………?」
どうしよう、由羅ちゃんの将来が少し不安だぞ?悪い男の人に引っかからないでほしい………。
「あ、でもわたしもそれは思ったぁ。」
心の中で由羅ちゃんのことを密かに心配していると、真帆ちゃんも普段より声のトーンを上げながら言った。


