案の定、教室に戻ってくると、由羅ちゃんのニヤニヤした顔があった。
「ねぇ〜、美亜ちゃん。さっきの人って五十嵐だよね?」
「うん。昨日立花の補習に付き添ってたら、ノートを忘れちゃって。その席がたまたま五十嵐のところだったの。」
変な勘違いをされないように、受け取ったノートをヒラヒラさせると、由羅ちゃんと、様子を伺っていた真帆ちゃんが「そっかー」と言った。
興味冷めるの早いな、2人とも。
苦笑しながらも私はお弁当を食べるのを再開し、次の話題にまで耳を傾けた。
ただいつの間にか、脳裏にはまださっきの五十嵐がこびりついている。
………五十嵐蓮、かぁ。
元同じクラスメートで、たまに話していた存在。
当時はそれ以上でもそれ以下でもなかった。
ただ………、自惚れではないけれど。
確か彼は、私のことを好きだった人だ。
私も鈍感なほうではない。
人から向けられる感情には割と敏感な方だと自負している。
だから間接的に向けられる好意に、私も気づいていた。
「ねぇ〜、美亜ちゃん。さっきの人って五十嵐だよね?」
「うん。昨日立花の補習に付き添ってたら、ノートを忘れちゃって。その席がたまたま五十嵐のところだったの。」
変な勘違いをされないように、受け取ったノートをヒラヒラさせると、由羅ちゃんと、様子を伺っていた真帆ちゃんが「そっかー」と言った。
興味冷めるの早いな、2人とも。
苦笑しながらも私はお弁当を食べるのを再開し、次の話題にまで耳を傾けた。
ただいつの間にか、脳裏にはまださっきの五十嵐がこびりついている。
………五十嵐蓮、かぁ。
元同じクラスメートで、たまに話していた存在。
当時はそれ以上でもそれ以下でもなかった。
ただ………、自惚れではないけれど。
確か彼は、私のことを好きだった人だ。
私も鈍感なほうではない。
人から向けられる感情には割と敏感な方だと自負している。
だから間接的に向けられる好意に、私も気づいていた。
