嘘から始まる恋煩い!

だっておれの姉ちゃんは、かわいくて、優しくて、何よりも人を惹きつける魅力をもっている。
どこか神秘的でミステリアスなところと、普段の明るい性格のギャップにやられる男子はいるはずだ。
それが無性に悔しくて、おれはうとうとしている姉ちゃんを横抱き(お姫様抱っこ)にして、ベッドに連れて行く。

………あーあ。
こんなことしていると、マジで新田が言っていたあの衝撃発言を思い出してしまう。
確かに姉ちゃんを自分のモノにするのは簡単だと思う。
華奢でちっちゃい姉ちゃんは、たぶんすぐに拘束できてしまう。
だけど、それじゃあダメなんだ。
もちろん、姉ちゃんを無理やりにでも手に入れたいという気持ちはある。
っていうか、普段その葛藤の狭間にいる。
だけど、おれは………姉ちゃんに、ちゃんと好きになってもらいたいんだ。
正攻法で行けば勝率なんてほぼゼロに等くても。
それでも、姉ちゃんのことが心から好きだから。

もしかしたら、お互いもっと大人になればおれの考えも変わるかもしれないけれど。
だからせめてものアピールとして、おれは姉ちゃんと毎日一緒に寝ることを約束した。

そうして、少しでもおれを男として………いつまでもかわいい弟じゃないんだってことを、思い知らせてやるんだ。