嘘から始まる恋煩い!

……俺の名前は、五十嵐蓮。
この名前にしたのは、「蓮みたいに純粋で、蓮の葉みたいに丈夫で強くいてほしいから」という理由ならしい。
まあ、その由来はひとまずどうでもよくて。
蓮の色は、薄紅色やピンク。
だから、彼女にも俺の名前のカラーを身につけてもらいたい、そう思って………。
俺は彼女にサーモンピンクを勧めた。
後から振り返れば、「俺ってキモいな」と思ったけれど、でもあの色を選んでよかったとも思ってしまった。

その後は、雨音の弟………世那という人への誕プレ選び。
正直、俺はたぶん世那と気が合わないと思う。
雨音の話を聞いていると、どうも彼には、雨音に姉以上の感情を抱いている気がする。
女の勘ならぬ、恋する男の勘、みたいな。(ちょっとこの表現は嫌だけれども)
それに、何を考えているかわかりづらそうな顔だったし………。
まあ会ってみないとわからないし、そもそも会う機会があるかすら疑問だけど。
だけど、俺個人としてはたぶん彼のことを苦手だけれど、雨音にとったら大事な弟。
だからわざわざ休日に誕プレを買いに来たんだろうし。
すごい弟思い、そういうところにも好感度がアップする。

そういう理由があって、俺は私情を挟まずに真面目に一緒に考えた。