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2年ぶりに見た奈桜は、息を飲むほど綺麗な女性へと成長していた。
── 一瞬、別人かと思った。
俺の知らない場所で、
俺の知らない時間を過ごして、
こうして、ちゃんと大人になっている。
その事実が嬉しい反面、少しだけ苦しかった。
それでも、目が合った瞬間。
久しぶりに会えた、それだけで。
うまく息ができないほど、胸の奥が満たされていく。
「先生、あのね……日本の大学に進学決まったんだよ」
「本当か?」
奈桜は頬を緩めながら頷いた。
約束通り、奈桜が通っていた高校の卒業式に迎えに来た。
けれど、このまま一緒に帰国するわけにもいかず。
奈桜の住んでる家へと車で向かっていた。
「私、英語の教師になりたい……先生みたいな」
「教師か……奈桜なら親身な良い先生になりそうだな」
彼女がしっかりと将来の夢まで明確にしているなんて、思ってもみなかった。
そして、自信に溢れているのがひしひしと伝わってくる。
それが嬉しかった。
頑張った、なんて一言では表せない程、たくさん努力をしたのだろう。
「……もう、生徒と先生じゃ、なくなったね」
「そうだな…。もう“先生”呼びも卒業しないとな」
そう言うと、奈桜は案の定、顔を真っ赤にして首をフルフルと横に振った。
「むっ無理!!」
「聞きたいな、何て呼んでくれるの?」
揶揄うように言うけれど、内心、余裕はない。
「あー、ほら着きましたよ!入って入って」
奈桜は逃げるように車から降りると、俺のスーツケースを奪うように持って行き、運転手に渡した。
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2年ぶりに見た奈桜は、息を飲むほど綺麗な女性へと成長していた。
── 一瞬、別人かと思った。
俺の知らない場所で、
俺の知らない時間を過ごして、
こうして、ちゃんと大人になっている。
その事実が嬉しい反面、少しだけ苦しかった。
それでも、目が合った瞬間。
久しぶりに会えた、それだけで。
うまく息ができないほど、胸の奥が満たされていく。
「先生、あのね……日本の大学に進学決まったんだよ」
「本当か?」
奈桜は頬を緩めながら頷いた。
約束通り、奈桜が通っていた高校の卒業式に迎えに来た。
けれど、このまま一緒に帰国するわけにもいかず。
奈桜の住んでる家へと車で向かっていた。
「私、英語の教師になりたい……先生みたいな」
「教師か……奈桜なら親身な良い先生になりそうだな」
彼女がしっかりと将来の夢まで明確にしているなんて、思ってもみなかった。
そして、自信に溢れているのがひしひしと伝わってくる。
それが嬉しかった。
頑張った、なんて一言では表せない程、たくさん努力をしたのだろう。
「……もう、生徒と先生じゃ、なくなったね」
「そうだな…。もう“先生”呼びも卒業しないとな」
そう言うと、奈桜は案の定、顔を真っ赤にして首をフルフルと横に振った。
「むっ無理!!」
「聞きたいな、何て呼んでくれるの?」
揶揄うように言うけれど、内心、余裕はない。
「あー、ほら着きましたよ!入って入って」
奈桜は逃げるように車から降りると、俺のスーツケースを奪うように持って行き、運転手に渡した。
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