あっという間に5日間の補習は終わってしまう。



「よし、これで二学期は完璧だな」

最後のプリントを終えて、先生がファイルにしまった時。

ゴロロ…真っ黒い雲が広がって、雷が鳴り出した。

「うわー、最悪…」


「そう言えば天気予報で言ってたな、午後ゲリラ雷雨だって」

ザアッと滝のような雨が横なぶりで降り始めて、静かな教室が轟々と外の騒がしさを引き立てる。

「すぐに帰れそうにないから、これ運ぶの手伝います」

教材の箱が数個あり、先生が職員室へ運ぼうとしていた。

「うん、ありがとう」


「意外と重い…」

廊下に出ると、湿気と暑さで更に重たく感じた。

「それにしても凄い雨だな」

時折ドカーンと大きな雷鳴に、肩がビクッとなる。

エレベーターに乗り込み、先生が職員室のある5階のボタンを押して、私は少し離れた位置に立った。やっぱり背すごく高いんだな、と先生を見上げて、またドキドキと胸がざわめく。


「綾瀬が手伝ってくれたから往復せずに済んだよ…」

そう先生が言った瞬間、強い雨音と共にエレベーターがガタガタと揺れた。


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