またあの夢だ。
私は夢の中で思った。
そこはどこかショッピングセンターに似ているようなホテルのような、不思議な大きな建物だった。
いつもはその中をふらふらと歩いているうちに目が覚める。けれど、今日は違った。
「こんにちは」
目の前に同じくらいの年の男の子が現れた。うちの中学の制服を着ている。
知り合いだったかな?
考えてみるけれど、思い出さない。
そこで夢は終わった。
翌日も同じ夢を見た。不思議な大きな建物の中で、彼はまた「こんにちは」と私に向かってほほえんだ。
「また会ったね」
私は夢の中で初めて声を出した。彼は口を開いた。
そこで夢は終わった。
その次の日も同じ夢を見た。
そのまた次の日も。そのまた次も。
私たちは夢の中でデートを重ねるようになっていた。
「あれ?」
私は首をかしげた。今日の夢はいつもの夢ではない。
私は学校のような大きな建物の中にいて、ふらふらと歩いている。
廊下に見覚えのある女の子がいたので「こんにちは」と声をかけてみた。けれど、彼女は私を無視して通りすぎた。
嫌な夢だな。
早くいつもの夢を見たいな。
次の日も学校のようなところの夢だった。
そのまた次の日も。そのまた次も。
私は彼に愚痴った。
「最近見る夢、楽しくないんだよね」
彼は笑った。
「いいんじゃない? 現実が楽しいんだから」
「そうだね」
私は彼の腕に自分の腕を巻き付けた。
解説
私の「夢」は「現実」に、そして、「現実」は……
私は夢の中で思った。
そこはどこかショッピングセンターに似ているようなホテルのような、不思議な大きな建物だった。
いつもはその中をふらふらと歩いているうちに目が覚める。けれど、今日は違った。
「こんにちは」
目の前に同じくらいの年の男の子が現れた。うちの中学の制服を着ている。
知り合いだったかな?
考えてみるけれど、思い出さない。
そこで夢は終わった。
翌日も同じ夢を見た。不思議な大きな建物の中で、彼はまた「こんにちは」と私に向かってほほえんだ。
「また会ったね」
私は夢の中で初めて声を出した。彼は口を開いた。
そこで夢は終わった。
その次の日も同じ夢を見た。
そのまた次の日も。そのまた次も。
私たちは夢の中でデートを重ねるようになっていた。
「あれ?」
私は首をかしげた。今日の夢はいつもの夢ではない。
私は学校のような大きな建物の中にいて、ふらふらと歩いている。
廊下に見覚えのある女の子がいたので「こんにちは」と声をかけてみた。けれど、彼女は私を無視して通りすぎた。
嫌な夢だな。
早くいつもの夢を見たいな。
次の日も学校のようなところの夢だった。
そのまた次の日も。そのまた次も。
私は彼に愚痴った。
「最近見る夢、楽しくないんだよね」
彼は笑った。
「いいんじゃない? 現実が楽しいんだから」
「そうだね」
私は彼の腕に自分の腕を巻き付けた。
解説
私の「夢」は「現実」に、そして、「現実」は……

