わたしのお母さんは、なんていうか、思い込みの激しい人で、いっつも一方的にまくし立ててくるんだ。
お父さんが単身赴任中で、お母さんは外でお仕事をしながら家事も育児も一人でしなくちゃいけなくて。
だから、わたしたちの話をゆっくり聞いてるヒマもないんだと思う。
わたしはもう中学生だから、そのくらいしょうがないってわかってるから大丈夫。
けど、小二の妹の亜季は、まだまだワガママ放題のお年頃。
だから、余計にわたしまでワガママを言って、お母さんを困らせたくなくて。
気づいたら、言いたいことがあっても、ぐっと我慢しちゃうようになっていたんだ。
別に『いい子』でいたいわけじゃないんだけどね。
「ところで、菜々は? 予定通り吹奏楽部に入るの?」
「うん! だってあたしの夢は、高校生になったら、甲子園で羽瑠の応援をすることなんだから! ……って、そういえば羽瑠、野球やめちゃうんだっけ」
菜々が、残念そうな顔でわたしを見る。
「でも、甲子園の吹部の応援ってすっごくカッコいいし。菜々には吹部でがんばってほしいな」
「……うん、そうだよね。あたし、やっぱ吹部に入る。吹部のエースになれるように、めっちゃがんばるよ!」
「吹部のエースってなに? そんなのあるの?」
菜々の突然の宣言に、ぷっと吹きだす。
お父さんが単身赴任中で、お母さんは外でお仕事をしながら家事も育児も一人でしなくちゃいけなくて。
だから、わたしたちの話をゆっくり聞いてるヒマもないんだと思う。
わたしはもう中学生だから、そのくらいしょうがないってわかってるから大丈夫。
けど、小二の妹の亜季は、まだまだワガママ放題のお年頃。
だから、余計にわたしまでワガママを言って、お母さんを困らせたくなくて。
気づいたら、言いたいことがあっても、ぐっと我慢しちゃうようになっていたんだ。
別に『いい子』でいたいわけじゃないんだけどね。
「ところで、菜々は? 予定通り吹奏楽部に入るの?」
「うん! だってあたしの夢は、高校生になったら、甲子園で羽瑠の応援をすることなんだから! ……って、そういえば羽瑠、野球やめちゃうんだっけ」
菜々が、残念そうな顔でわたしを見る。
「でも、甲子園の吹部の応援ってすっごくカッコいいし。菜々には吹部でがんばってほしいな」
「……うん、そうだよね。あたし、やっぱ吹部に入る。吹部のエースになれるように、めっちゃがんばるよ!」
「吹部のエースってなに? そんなのあるの?」
菜々の突然の宣言に、ぷっと吹きだす。



