「聞いていいか。有沢が起こしたという暴力事件。あれは、おまえが起こしたというのは本当か?」
渡瀬くんの問いに、大希くんが一瞬ぐしゃっと顔を歪める。
「……だったらなんだよ」
「『なんだよ』じゃないだろ。どうして有沢のせいになっているんだ? まさか、おまえが有沢に罪をなすりつけたのか?」
「んなことするわけねえだろうが!」
ぎゅっとこぶしを握りしめた大希くんが大声で怒鳴る。
その声に驚いたのか、木にとまっていた小鳥がバサバサッと空に向かって羽ばたいた。
「ユウに迷惑かけるつもりなんて、これっぽっちもなかった。なのに、他のヤツらが勝手に勘違いしやがったんだよ。ユウだって、自分じゃないって言えばいいのに……なんで言い訳しねえんだよ、アイツ。バカじゃねえの?」
「……だったら、あなたがそう言えばよかったじゃない。そうしなかったから、有沢くんはチームをやめなきゃいけなくなった! 違う⁉」
かぁっと頭に血がのぼって、後先考えずに怒鳴る。
自分のことのように悔しくて、涙が込みあげてきて、今にもこぼれてしまいそう。
「言ったに決まってるだろ! そしたらユウのチームのヤツら、なんて言ったと思う? 『双子なんだから、どっちがやったってあんま変わらない』だと。ふざけんなよ」
それで有沢くん、絶望してチームをやめちゃったの?
なんなの、それ。
渡瀬くんの問いに、大希くんが一瞬ぐしゃっと顔を歪める。
「……だったらなんだよ」
「『なんだよ』じゃないだろ。どうして有沢のせいになっているんだ? まさか、おまえが有沢に罪をなすりつけたのか?」
「んなことするわけねえだろうが!」
ぎゅっとこぶしを握りしめた大希くんが大声で怒鳴る。
その声に驚いたのか、木にとまっていた小鳥がバサバサッと空に向かって羽ばたいた。
「ユウに迷惑かけるつもりなんて、これっぽっちもなかった。なのに、他のヤツらが勝手に勘違いしやがったんだよ。ユウだって、自分じゃないって言えばいいのに……なんで言い訳しねえんだよ、アイツ。バカじゃねえの?」
「……だったら、あなたがそう言えばよかったじゃない。そうしなかったから、有沢くんはチームをやめなきゃいけなくなった! 違う⁉」
かぁっと頭に血がのぼって、後先考えずに怒鳴る。
自分のことのように悔しくて、涙が込みあげてきて、今にもこぼれてしまいそう。
「言ったに決まってるだろ! そしたらユウのチームのヤツら、なんて言ったと思う? 『双子なんだから、どっちがやったってあんま変わらない』だと。ふざけんなよ」
それで有沢くん、絶望してチームをやめちゃったの?
なんなの、それ。



