それをはじめて知ったときは、眠れなくなるくらいすっごく悔しかったけど……今ではそれも仕方のないことなのかなって、納得はしてる。
女子は、体格的にも身体能力的にも、男子にすぐについていけなくなってしまう。
その事実に、気づいちゃったから。
それでも小五くらいまでは、男子に負けないプレイができてた自信はあったんだよ?
けどそんな自信も、小六になる頃には消し飛んじゃった。
みんなが連続で外野に大きな当たりを出すような場面でも、わたしだけは一塁に出るのがやっとだったり、ものすごい剛速球を投げるピッチャーと対戦したときは、それこそ打席に立つのも怖くなるくらいだった。
結局あの試合は、わたしがフォアボールで出塁しただけで、ノーヒットノーランで負けたんだっけ。
ああ、世の中には、こんなにすごい人がいるんだ。
きっとこういう人が、将来プロ野球選手になるんだろうなって。
そう思い知らされたんだ。
それと同時に、自分の限界も目の前に突きつけられたような気がした。
これから男子はもっともっと体が大きくなっていって、男子にはできて、わたしにはできないっていうことが、間違いなく増えていく。
だからね、野球は小学校までですっぱりやめようって。そう決めたんだ。
「でも、他の人が野球やってるとこ見たら、一緒にやりたくならない?」
「ならないよ」
笑顔で首を横に振ると、野球をやめてから伸ばしはじめた髪が、肩の上でさらさらと揺れる。
女子は、体格的にも身体能力的にも、男子にすぐについていけなくなってしまう。
その事実に、気づいちゃったから。
それでも小五くらいまでは、男子に負けないプレイができてた自信はあったんだよ?
けどそんな自信も、小六になる頃には消し飛んじゃった。
みんなが連続で外野に大きな当たりを出すような場面でも、わたしだけは一塁に出るのがやっとだったり、ものすごい剛速球を投げるピッチャーと対戦したときは、それこそ打席に立つのも怖くなるくらいだった。
結局あの試合は、わたしがフォアボールで出塁しただけで、ノーヒットノーランで負けたんだっけ。
ああ、世の中には、こんなにすごい人がいるんだ。
きっとこういう人が、将来プロ野球選手になるんだろうなって。
そう思い知らされたんだ。
それと同時に、自分の限界も目の前に突きつけられたような気がした。
これから男子はもっともっと体が大きくなっていって、男子にはできて、わたしにはできないっていうことが、間違いなく増えていく。
だからね、野球は小学校までですっぱりやめようって。そう決めたんだ。
「でも、他の人が野球やってるとこ見たら、一緒にやりたくならない?」
「ならないよ」
笑顔で首を横に振ると、野球をやめてから伸ばしはじめた髪が、肩の上でさらさらと揺れる。



