「ちょいと、真白さん?」
「ひいっ!?」
妙に穏やかな口調とは裏腹に、がしっ!! とみーこに両肩を鷲掴みにされて、私の懸念は大気圏の彼方まで吹っ飛ばされた。
「どういうことなの? あんたの彼氏ってまさか……あの成瀬先輩なの!?」
葵先輩は知り合いの女子がいたから挨拶しただけだったんだろう。
でも、この状況は誤解を招くには充分すぎた。
みーこはもちろん、周りの生徒たちの『あの女誰よ』的な視線も四方八方から容赦なく突き刺さってくる!!
「い、いや、みーこ、ちがっ」
「どういうことよ一体夏休みの間に何があったっていうのどんなミラクルが起きたっていうのそこんとこ詳しくきっちりはっきり説明なさい!!」
「だ、だからっ」
肩を激しく揺さぶられて、うまく発声できない。
みーこ、質問しておきながら完全に私の発言権を奪ってるよ!?
「ていうかあんたあの人を彼氏にする意味わかってる抜け駆け禁止っていう暗黙の協定を破るってことよ時海に通う約500人の女子を敵に回すってことよ新月の夜どころか日常茶飯事として命を狙われるってことよ道を歩けば植木鉢が降ってくるわよもしくは包丁ようんやっぱり死ぬわよあんた!!?」
「ああああだから違うんだってばっ!!!」
息つく暇もなく繰り広げられる弾丸トークと、しつこく激しい全身の揺さぶりに、とうとう私も怒った。
みーこの手首を掴み、力ずくで引き剥がして叫ぶ。
「ひいっ!?」
妙に穏やかな口調とは裏腹に、がしっ!! とみーこに両肩を鷲掴みにされて、私の懸念は大気圏の彼方まで吹っ飛ばされた。
「どういうことなの? あんたの彼氏ってまさか……あの成瀬先輩なの!?」
葵先輩は知り合いの女子がいたから挨拶しただけだったんだろう。
でも、この状況は誤解を招くには充分すぎた。
みーこはもちろん、周りの生徒たちの『あの女誰よ』的な視線も四方八方から容赦なく突き刺さってくる!!
「い、いや、みーこ、ちがっ」
「どういうことよ一体夏休みの間に何があったっていうのどんなミラクルが起きたっていうのそこんとこ詳しくきっちりはっきり説明なさい!!」
「だ、だからっ」
肩を激しく揺さぶられて、うまく発声できない。
みーこ、質問しておきながら完全に私の発言権を奪ってるよ!?
「ていうかあんたあの人を彼氏にする意味わかってる抜け駆け禁止っていう暗黙の協定を破るってことよ時海に通う約500人の女子を敵に回すってことよ新月の夜どころか日常茶飯事として命を狙われるってことよ道を歩けば植木鉢が降ってくるわよもしくは包丁ようんやっぱり死ぬわよあんた!!?」
「ああああだから違うんだってばっ!!!」
息つく暇もなく繰り広げられる弾丸トークと、しつこく激しい全身の揺さぶりに、とうとう私も怒った。
みーこの手首を掴み、力ずくで引き剥がして叫ぶ。


