結局、どうにかお店が落ち着いて、もういいから行きなさいとお母さんに背中を押されたのは六時五十分のこと。
いまから走っても、もう七時には間に合わない。
店の外で電話をかけると、漣里くんはすぐに出てくれた。
『もしもし』
「漣里くん、ごめん! いまお店の手伝いが終わったんだけど、どうしても間に合わないから、待ち合わせ七時半にしてもらってもいいかな? 急いで行くから。本当にごめん」
七時半は花火が始まる時間。
これが最低ラインだ。
何が何でも守らなきゃ。
『わかった』
電話を通じて、漣里くんの周囲の笑い声や話し声が聞こえてきた。
そのざわめきを聞いて、既に彼は待ち合わせ場所である澪月橋《みおつきばし》にいるとわかった。
澪月橋の周りには出店が並ぶから、大勢の人が集まるんだ。
「本当にごめんね! もうちょっとだけ待ってて!」
罪悪感を抱えながらも、私は電話を切って自宅に飛び込んだ。
いくらなんでも、汗と油臭い状態で漣里くんと会いたくない。
できるだけ急いでシャワーを浴び、ワンピースを着る。
ドライヤーで髪を乾かしながら、スマホを取り上げる。
いまから走っても、もう七時には間に合わない。
店の外で電話をかけると、漣里くんはすぐに出てくれた。
『もしもし』
「漣里くん、ごめん! いまお店の手伝いが終わったんだけど、どうしても間に合わないから、待ち合わせ七時半にしてもらってもいいかな? 急いで行くから。本当にごめん」
七時半は花火が始まる時間。
これが最低ラインだ。
何が何でも守らなきゃ。
『わかった』
電話を通じて、漣里くんの周囲の笑い声や話し声が聞こえてきた。
そのざわめきを聞いて、既に彼は待ち合わせ場所である澪月橋《みおつきばし》にいるとわかった。
澪月橋の周りには出店が並ぶから、大勢の人が集まるんだ。
「本当にごめんね! もうちょっとだけ待ってて!」
罪悪感を抱えながらも、私は電話を切って自宅に飛び込んだ。
いくらなんでも、汗と油臭い状態で漣里くんと会いたくない。
できるだけ急いでシャワーを浴び、ワンピースを着る。
ドライヤーで髪を乾かしながら、スマホを取り上げる。


