「夜だし、家まで送るよ」
「えっ。いえいえ、良いですよ、そんな」
「気にしないで。可愛い女の子が夜に一人で歩くのは危ないからね。気が引けるっていうなら、弟を励ましてもらったお礼ってことで」
「でも……」
「いいから。こういうときは笑ってありがとうって言えばいいんだよ」
「……ありがとうございます」
「そうそう。お礼はそれで十分」
葵先輩は微笑んで、私に歩幅を合わせて歩いてくれた。
……紳士だ。葵先輩は本当に格好良い。
夜風に吹かれて、葵先輩の髪がふわふわ揺れている。
自然に前を向いて、背筋を伸ばして歩いている葵先輩の姿は、どこを切り取っても美しい。
いまは夜が顔を隠してしまっているけれど、これがもし昼間だったら、道行く女性、皆が振り向いてたんだろうな。
雑談しながら葵先輩と夜道を歩く。
私と葵先輩の共通の話題といったら、やっぱり漣里くんしかいない。
自然と会話は漣里くんに関するものになった。
「えっ。いえいえ、良いですよ、そんな」
「気にしないで。可愛い女の子が夜に一人で歩くのは危ないからね。気が引けるっていうなら、弟を励ましてもらったお礼ってことで」
「でも……」
「いいから。こういうときは笑ってありがとうって言えばいいんだよ」
「……ありがとうございます」
「そうそう。お礼はそれで十分」
葵先輩は微笑んで、私に歩幅を合わせて歩いてくれた。
……紳士だ。葵先輩は本当に格好良い。
夜風に吹かれて、葵先輩の髪がふわふわ揺れている。
自然に前を向いて、背筋を伸ばして歩いている葵先輩の姿は、どこを切り取っても美しい。
いまは夜が顔を隠してしまっているけれど、これがもし昼間だったら、道行く女性、皆が振り向いてたんだろうな。
雑談しながら葵先輩と夜道を歩く。
私と葵先輩の共通の話題といったら、やっぱり漣里くんしかいない。
自然と会話は漣里くんに関するものになった。


