クールな年下男子と、甘い恋を。

 ふわふわと、心に羽根が生えてしまったかのように落ち着かない。
 帰宅した私はそのまま自室へと直行した。

 ぼふっ。
 飛び込むようにベッドにダイブする。

 ……どうしよう。
 漣里くんと一緒に花火大会に行くって約束しちゃった……!!

「ひゃー!!」
 私は枕を抱きしめ、うつ伏せのままバタバタと足を動かした。

 夜に二人きりで花火を見る。
 これってなんか、デートみたい!!

 夜に男の子と二人きりで出かけるなんて、出かけたいと思う人がいるなんて、これって凄いことだ。
 頑張ってお母さんたちを説得しないと……!!

 身悶えていると、ラインのメッセージの受信音がした。

「!!!」
 私は枕から手を離し、勢いよく起き上がった。
 鞄からスマホを取り出して確認する。

『今日はわざわざ来てくれてありがとう』

 漣里くんから、そんなメッセージが届いていた。

「ふふ」
 自然と笑みがこぼれる。

 さて、どんな返事をしよう?