クールな年下男子と、甘い恋を。

 漣里くんの説明によると、この前、たまたま見ていたテレビでスイーツ特集をしていたらしい。
 そこで紹介されていたのが『ストロベリーケーキ』というお店。

 ネットで調べてみると、一番の人気はホイップクリームたっぷりのパンケーキ。
 イチゴやバナナ、ブルーベリーなどのフルーツをトッピングした『ミックスフルーツパンケーキ』がお店の看板メニューで、パンケーキの他にもワッフルやクレープなども取り扱っている。

「うーん、これは確かに美味しそう」
 漣里くんが深森食堂に来てから、三日後の夜。
 お風呂上りの私は自室のベッドに寝転がり、スマホで『ストロベリーケーキ』のメニュー写真を見ていた。

 それにしても、ちょっと意外だ。
 漣里くんが大の甘党だったなんて。
 いかにもコーヒーをブラックで飲みそうなイメージなのに、実際はたっぷりのミルクに砂糖を最低二杯は入れないと飲めないらしい。

 私はくすくす笑い、スマホの画面をスライドさせながらパジャマに包まれた足を軽く上下させた。
 ネット画面を閉じて、ラインの画面を開く。

 ラインの相手は漣里くん。
 ライン交換はスイーツを食べに行く約束をしたときに済ませていた。