クールな年下男子と、甘い恋を。

「じゃあ、もうこれ以上ないってくらいに楽しませてもらったことだし、私、いったん教室に戻るね」
 そろそろ一時間のタイムリミットだ。

「この服、五十鈴に渡さなきゃ。すぐ戻るから、次どこに行きたいか考えといてね」
「どこでも」
 漣里くんは即答し、唇の両端を上げた。

「真白が一緒なら、どこでもいい」
「…………」
 その笑顔と言葉は、私の胸を強く打った。

「私も」
 気づけば私も笑っていた。

「漣里くんがいるならどこでもいいや」
 だって、漣里くんがいるだけで、私は幸せなんだもの。