でも、ここで驚かされたんだから、もうこれ以上の衝撃はないだろう……と、安心したのが間違いだった。
最後の最後に、最大級の衝撃が待ち構えていた。
もうすぐ出口というところで、通路は暗幕に塞がれていた。
暗幕には『↑右端からめくって中に入った後、右を向いて立ち止まり、五秒後に目を開けてください』と指示する紙が貼りつけてあった。
ご丁寧にも、文字は毛筆で書かれていて、血しぶきのようなものが飛んでいた。
指示通りに私は恐る恐る暗幕をめくり、体の向きを90度変えて目を瞑った。
胸のうちで五秒数えて、目を開ける。
そこにはなんと、凄惨な男子の死体が!
彼は天井からつりさげられた小さなランプに照らし出されていた。
椅子に座って、のけぞるような体勢。
胸にはナイフの柄が突き刺さっていて、白い着物も顔も、全身血まみれ。
口の端から血が垂れていて、のけぞっているからよく見える首元には、縄で締め上げられたような痕がくっきりと。
しかも彼は、事切れていることを示すように、完全に白目を剥いてた。
あまりの惨状に、私は漣里くんにしがみついて絶叫した。
入り口から聞こえてきた悲鳴はこれを見てのことだったのだと、ようやくわかった。
パニックに陥る私の上から、しゅっと、追い打ちをかけるように、霧吹きで水がかけられた。
もう私は半狂乱。
漣里くんに抱きついて、その場から逃げた。
無我夢中で明るい日差しに満ちた廊下に出て、悪夢から解放され――そして、今に至る。
最後の最後に、最大級の衝撃が待ち構えていた。
もうすぐ出口というところで、通路は暗幕に塞がれていた。
暗幕には『↑右端からめくって中に入った後、右を向いて立ち止まり、五秒後に目を開けてください』と指示する紙が貼りつけてあった。
ご丁寧にも、文字は毛筆で書かれていて、血しぶきのようなものが飛んでいた。
指示通りに私は恐る恐る暗幕をめくり、体の向きを90度変えて目を瞑った。
胸のうちで五秒数えて、目を開ける。
そこにはなんと、凄惨な男子の死体が!
彼は天井からつりさげられた小さなランプに照らし出されていた。
椅子に座って、のけぞるような体勢。
胸にはナイフの柄が突き刺さっていて、白い着物も顔も、全身血まみれ。
口の端から血が垂れていて、のけぞっているからよく見える首元には、縄で締め上げられたような痕がくっきりと。
しかも彼は、事切れていることを示すように、完全に白目を剥いてた。
あまりの惨状に、私は漣里くんにしがみついて絶叫した。
入り口から聞こえてきた悲鳴はこれを見てのことだったのだと、ようやくわかった。
パニックに陥る私の上から、しゅっと、追い打ちをかけるように、霧吹きで水がかけられた。
もう私は半狂乱。
漣里くんに抱きついて、その場から逃げた。
無我夢中で明るい日差しに満ちた廊下に出て、悪夢から解放され――そして、今に至る。


