クールな年下男子と、甘い恋を。

「わ」
 漣里くんは私の肩に手をかけて引き寄せ、抱きしめてきた。
 相川くんたちが窓を開け放ったらしく、冷やかしの声が降ってくる。

「あいつらほんと邪魔だな」
 漣里くんは不機嫌そうに言って、身体を離した。

「明日の土曜日、なんか予定ある?」
「う、ううん、特には。お店の手伝いもしなくていいって言われてるし」
 まだ抱きしめられた余韻が全身に残っている私は、かちこちになったまま、ぎくしゃくと頭を振った。
「なら、家に来ない? 親も兄貴も真白に改めてお礼を言いたいって言ってる」
「わかった。じゃあ、お昼過ぎくらいにお邪魔するね」