クールな年下男子と、甘い恋を。

「まだ」
 まだっ!!!??

「まだってことは、将来的には結婚するつもりなわけ?」
 男子生徒が軽い口調でからかう。

「わからないけど、最有力候補」
「うん、参った。俺が悪かった。思う存分愛を育《はぐく》んできてくれ……」
 冗談は通用しないと悟ったらしく、男子生徒は手を振った。

 漣里くんがやってきて、不思議そうに首を傾げる。

「どうしたんだ?」
 ど、どうしたって……。
 私は真っ赤になったまま、小さな声で「な、なんでもないです……」と答えるだけで精いっぱいだった。