それから、一週間が経った。
金曜日。
時計とにらめっこしながら、まだかまだかと昼休憩の訪れを待っていた私は、先生が去ってすぐに立ち上がった。
お弁当が入った小さな袋を左手に下げ、軽やかな足取りで一年棟へ。
昼休憩の度にこの道を通るのがすっかり日課になっているから、もう緊張なんて感じない。
階段を上って、一年三組の教室の扉から、控えめに顔を覗かせる。
でも、今日は「漣里くん呼んでもらえますか」とは言わずに済んだ。
私の姿に気づいた男子生徒が、声をかけるより先に漣里くんを呼んだのだ。
「おい成瀬ー、嫁が来てるぞ」
えええええ!!?
嫁という単語に、大いに焦り、赤面する。
そんな私を見て、クラスメイトたちがにやにやしている。
恥ずかしさのあまり、私は身を縮めた。
「嫁じゃない」
私が来ることを見越してだろう、お弁当袋を机に用意してた漣里くんは静かに否定した。
お弁当袋片手に立ちながら、真顔で付け足す。
金曜日。
時計とにらめっこしながら、まだかまだかと昼休憩の訪れを待っていた私は、先生が去ってすぐに立ち上がった。
お弁当が入った小さな袋を左手に下げ、軽やかな足取りで一年棟へ。
昼休憩の度にこの道を通るのがすっかり日課になっているから、もう緊張なんて感じない。
階段を上って、一年三組の教室の扉から、控えめに顔を覗かせる。
でも、今日は「漣里くん呼んでもらえますか」とは言わずに済んだ。
私の姿に気づいた男子生徒が、声をかけるより先に漣里くんを呼んだのだ。
「おい成瀬ー、嫁が来てるぞ」
えええええ!!?
嫁という単語に、大いに焦り、赤面する。
そんな私を見て、クラスメイトたちがにやにやしている。
恥ずかしさのあまり、私は身を縮めた。
「嫁じゃない」
私が来ることを見越してだろう、お弁当袋を机に用意してた漣里くんは静かに否定した。
お弁当袋片手に立ちながら、真顔で付け足す。


