「でも野田たちが」
「だったら俺じゃなくて野田を監視すればいいだろ!」
漣里くんが怒った!
「あ、そうか。その手があったか。漣里、賢いね」
いけしゃあしゃあと驚き顔をしてみせる葵先輩に、漣里くんは重く深いため息をついた。
「というわけで、皆、ごめん。作戦変更だ。弟の護衛じゃなくて、野田の監視のほうに回ってもらえるかな?」
『はい!』
訓練された兵士のように、鉢巻軍団は葵先輩という名の総司令官に対し、一斉に敬礼。
そして、話し合いながらぞろぞろと校門の中へと入っていく……
その様子を見ながら、私は思った。
葵先輩って、アイドルとか王子様とか言われてるけど、実は時海の真の支配者なんじゃ……?
「朝からとっても面白いものが見れたなぁ」
葵先輩の晴れ晴れとした笑顔に、傍観していた大勢のギャラリーたちがときめいたらしく、ざわついた。
「ああ、楽しかっただろうな」
思い切り皮肉を乗せた声で、漣里くん。
「ごめんごめん。こんなに味方がいるんだよってことを知ってほしくて、つい」
「いや、絶対楽しんでただろ。真白も笑ってたし」
「えっ、そんなことは」
拗ねたような目で見つめられ、私は慌てて手を振った。
「だったら俺じゃなくて野田を監視すればいいだろ!」
漣里くんが怒った!
「あ、そうか。その手があったか。漣里、賢いね」
いけしゃあしゃあと驚き顔をしてみせる葵先輩に、漣里くんは重く深いため息をついた。
「というわけで、皆、ごめん。作戦変更だ。弟の護衛じゃなくて、野田の監視のほうに回ってもらえるかな?」
『はい!』
訓練された兵士のように、鉢巻軍団は葵先輩という名の総司令官に対し、一斉に敬礼。
そして、話し合いながらぞろぞろと校門の中へと入っていく……
その様子を見ながら、私は思った。
葵先輩って、アイドルとか王子様とか言われてるけど、実は時海の真の支配者なんじゃ……?
「朝からとっても面白いものが見れたなぁ」
葵先輩の晴れ晴れとした笑顔に、傍観していた大勢のギャラリーたちがときめいたらしく、ざわついた。
「ああ、楽しかっただろうな」
思い切り皮肉を乗せた声で、漣里くん。
「ごめんごめん。こんなに味方がいるんだよってことを知ってほしくて、つい」
「いや、絶対楽しんでただろ。真白も笑ってたし」
「えっ、そんなことは」
拗ねたような目で見つめられ、私は慌てて手を振った。


