クールな年下男子と、甘い恋を。

「アンコールしてもいい?」
 照れている彼が可愛すぎて、つい大胆なことを言ってしまう。
「……ま、また今度で」
 漣里くんは私の視線から逃げるようにそっぽ向いた。
 まだ顔が真っ赤だ。耳まで染まってる。
 くうう、可愛いっ!
 きゅーんっと心臓が縮む。

「じゃあ、怪我が全部治ったら、お祝いにもう一回しようね」
 私はにっこり笑いながら提案した。
「……。真白ってそんなに大胆な奴だったっけ……?」
 漣里くんは狐につままれたような顔。

「漣里くんが可愛すぎてつい」
「可愛いっていうのは褒め言葉じゃない……」
 憮然としている彼が可愛くて、愛しすぎて――ああ、大好きだなぁと、私は満ち足りて笑った。