クールな年下男子と、甘い恋を。

 え?

「ひっでーよな」
「本当のことだろ。あいつがいたら空気が悪くなるだけじゃん。いてもいなくても変わんねえなら、いないほうがマシだって」
「あの、どういうことですか? 邪魔だって……追い出したの?」
 胸がざわざわと騒ぎ、血の気が引いた。

「先輩には関係ないじゃないですか。つか、何なんです?」
 睨め上げるような生意気な態度と言葉に、かちんと来た私は、
「私は成瀬くんの彼女です!」
 クラス中に届くように言い放った。

 皆、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしている。
 でも、関係ない。
 私はもう隠すつもりなんかないんだから。

「邪険にしたんなら、彼に謝っておいてください。お騒がせしてすみませんでした。失礼します」
 会釈して、私は踵を返した。
 それなりにうまくやってるって言ってたのに、大嘘じゃない。

 邪魔者扱いされて、弾き出されてるなんて、私、ちっとも知らなかったよ。
 相談くらいしてほしかった。

 怒りと悲しみで頭の中はぐちゃぐちゃだ。
 なんで漣里くんは耐えてるんだろう。
 やっぱり私、こんな状況、許せない。