クールな年下男子と、甘い恋を。

「……ラインで聞いてみたら、それなりに、って返事は来たけど」
「それなりに、か。一応準備には参加してるけど、ハブられてるって感じかなぁ」
「…………」
 ……心配だ。
 でも、私にできることなんて何もない。

 誰よりも漣里くんがそれを望んでない以上、余計なお世話にしかならないんだもの。

「……遠目にでもいいから、こっそり様子を見に行きたいんだけど、二年が一年棟に入るのは気が引けるんだよね……一・二年が同じ校舎だったら良かったのに」
 出来上がった青い花を完成品に重ねて、小さくため息をつく。

 この一週間で三回ほど、私は漣里くんと学校で顔を合わせる機会があった。
 一回目は登校途中。二回目は移動教室。

 三回目は昨日の下校途中、校門付近でのことだ。
 三回目は隣にみーこもいた。

 私を無視した漣里くんを見て、みーこは「なにあれ」と怒っていた。

 私よりも怒って見えたみーこには、仕方ないよ、と答えるしかなかった。
 そう、仕方ない。

 学校以外では普通に話してくれても、学校で出会ったときは無視される。
 それが私たちのルール。

 でも、確かに目が合ったのに、見ず知らずの他人のように顔を背けられるのは、少々――いや、本当は物凄くショックだ。